一人暮らしをしている方の中には、毎回の食事を自炊するのがめんどくさいと感じる人もいると思いますが、一人暮らしだとなぜ食事の支度がめんどくさいと感じるのでしょうか。
食事は誰かと一緒に食べる方が美味しいと感じやすいものの、一人でもしっかり食べていかなければ体に良くありません。
めんどくさい思いから食事を抜くケースもありますが(参照:現代の独身20代の食生活と意識)、食事の抜き方やタイミングによってはメリットやデメリットもあります。
そこで、この記事では、一人暮らしの食事のめんどくささの解決方法と、食事を抜く場合のメリット・デメリットを紹介していきます。
今、一人暮らしをしている方で食事がめんどくさいと感じている人はぜひ目を通してみてくださいね。
一人暮らしは食事がめんどくさい!その理由は?
一人暮らしだと食事がめんどくさいと感じるのはなぜでしょうか。確かに一人分だけ作ることはなかなか上手くいかないことが多いです。
はじめに、一人暮らしの食事がめんどくさいと感じるその理由から見ていきましょう。
料理する時間がない
一人暮らしをしている方の中には、仕事や趣味などで忙しく過ごす方もいることでしょう。その忙しさから、料理する時間がなかったり、手間に感じたりすると、めんどくさいと感じることがあります。
料理する体力、気力がない
一人暮らしの生活の中で仕事やプライベートでやることがたくさんある方は、料理する体力がなかったり、気力がなかったりします。
中にはお弁当などで済ませる方もいると思いますが、買ってくる気力すらない場合はやはり食事をめんどくさいと感じてしまうでしょう。
料理するやる気(モチベーション)がない
料理は意外といくつもの工程があり、事前の段取りをしておかないと手際よく料理することができません。
手際よく料理するにはそれなりのやる気も必要となるので、やる気が出ない方にとってはめんどくさいと感じる理由の1つになります。
一人暮らしの食事がめんどくさいときの解決策
一人暮らしの食事がめんどくさいからといって食べないでいるわけにはいきません。めんどくさいと感じてもお腹がすきますし、体力的・健康面から見ても何らかの形で食事をすることが必要です。
そこで、一人暮らしの食事がめんどくさいときに役立つ解決策を紹介していきます。できそうなところから取り組んでみてくださいね。
レトルト、インスタント食品を食べる
食事がめんどくさいときにおすすめなのが、レトルト食品やインスタント食品を食べることです。
近年は、レトルト・インスタント食品の質が向上し、フリーズドライのインスタント食品でもかなり美味しく食べられる高品質を提供しています。
ご飯さえ炊いておけばあとはレトルト食品を温めてかけるだけ、といった商品も豊富にあるので、めんどくさいときはぜひレトルト食品やインスタント食品を試してみてください。
冷凍食品を食べる
冷凍食品も近年では品質が向上し、レンジで温めて食べるタイプでも美味しい商品が豊富にあります。
パスタやグラタン類、米飯類、うどん・やきそば・そば、お好み焼き・たこ焼きなどバラエティ豊かなメニューが揃っているのもおすすめポイントです。
また、ワンプレートにおかずとご飯がセットされた栄養バランスを考えた商品もあるので、食事をめんどくさいと感じるときのお助けアイテムとしても良いでしょう。
スーパーやコンビニなどの惣菜、弁当を買う
スーパーやコンビニの惣菜・お弁当は、会社など帰宅途中にさっと購入できることがメリットです。軽く温めるだけ、そのままでも美味しいといった手軽さが魅力でしょう。
ウーバーなどのデリバリーを頼む
テレワークなどで自宅にいることが多い方や、近隣にスーパーやコンビニがない方は、ウーバーなどのデリバリーを利用するのも良い方法です。
温かい出来立ての食事を届けてもらえることや、名店の食事を味わえるところも魅力でしょう。
ただ、地域によってはウーバーなどのデリバリーサービス自体がないこともあるので、その点は事前に確認しておいてくださいね。
外食に行く
自宅で食事を作るのはめんどくさいけど、外食に行く体力・気力はあるなら、思い切って外食するのも良い方法です。
各飲食店の中には、栄養バランスを考えたメニューを提供するお店もあるし、季節のおすすめメニューなども楽しめるでしょう。
出来立ての料理を食べたい方は外食も視野に入れてみてくださいね。
食事がめんどくさい一人暮らしにおすすめの冷凍ストック術
一人暮らしであるがゆえに食事がめんどくさい場合、簡単・手軽に食事ができたら助かりますね。そんなときは冷凍食品や食品の冷凍術を活用するのがおすすめです。
ここでは、一人暮らしにおすすめの冷凍ストック術を紹介するので、ぜひ試してみてください。
ご飯(白米、スープなど)を1度にたくさん作り冷凍保存しておく
自炊できる方は、ご飯やスープ類を1度にたくさん作り1食分ずつ小分けにして冷凍保存する方法がおすすめです。
特にご飯は、白米だけでなく五目御飯のように味付きのご飯も冷凍しておけば、レンジで温めるだけで複数のご飯を食べることができますよ。
カレーやシチューなども同様で、好みのメニューを冷凍してみてください。
冷凍の宅配弁当を常備しておく
近年では、冷凍の宅配弁当に注目が集まっていて、カロリーや塩分、その他の栄養バランスなどにも配慮した冷凍弁当が登場しています。
これらの冷凍宅配弁当を常時ストックしておけば、いざ食事がめんどくさいと感じるときにもレンジで温めるだけで食事を摂ることができます。
お弁当以外にスープの冷凍宅配などもあるので、好みの品をストックしておくと良いでしょう。
少数でも定期購入することで少し安くなることもおすすめポイントです。
料理代行に依頼し作り置きおかずを冷凍保存しておく
家事代行サービスでは、料理代行するサービスを展開しており、手作りの料理を用意してくれます。依頼によっては品数を指定できたり、作り置きしてもらったりできます。
当日分の食事だけ、食材のカットだけ、品数指定での作り置きなどにも対応してくれるので、自分の都合に合わせてオーダーできることが魅力です。
おかずを数品程度でも作り置きしてもらい、冷凍できるおかずに絞り込んでおけば、1食分ずつ冷凍することもできます。
料理代行サービスで冷凍まで対応してくれるなら、依頼する段階から冷凍保存できるメニューを相談しておくのも良いでしょう。
めんどくさいが加速する?食事を抜く思わぬメリット…
一人暮らしの食事がめんどくさいために食事を抜く人がいますが、体にはあまり良くないものの思わぬ利点があります。
メリットというには健康的ではないものの、食事を抜くとどんな利点があるのか見ていきましょう。
いつのまにか痩せる
食事を抜くとその分のカロリー摂取が減るので、複数回抜けばいつの間にか痩せていきます。
しかし、食べずに痩せた分は食べると戻ってしまうことが多いことや、栄養面や健康面から見ると体には良くないので頻繁に食事を抜くことは避ける方が良いでしょう。
食費が浮く
食事を抜くことで食材やお弁当などを買わなくなるので、その分いくらかでも食費が浮くようになります。
食費の捻出に困っているなら悪い方法ではありませんが、体のことを考えると食費より健康のことを考えてある程度の食事をする方が良いでしょう。
ただし食事をめんどくさがるデメリットもいっぱい!
食事をめんどくさがり食べないでいると、体に負担となるデメリットもあります。
体調を崩しやすい、疲れやすい
体の健康を維持できる範囲の食事を摂らないと、免疫力や体力が下がり、体調を崩しやすくなったり疲れやすくなったりします。
病気にかかりやすくなるだけでなく、筋肉や骨にも影響する事態になりかねないデメリットがあることを覚えておいてください。
睡眠不足になりがち
食事を抜くことで栄養バランスが崩れると、睡眠不足や情緒不安定に陥りやすくなります。睡眠不足はメンタル面にも大きく影響するため、うつ病など精神疾患を発症する恐れもあるでしょう。
集中力の低下
栄養バランスが乱れると集中力が低下してやる気がおきない、集中できないために仕事を効率的に進められず残業が増えるなどの事態を招きます。
また、脳がエネルギー不足の状態となり、集中力のみならず記憶力の低下や、自律神経が乱れやすくなるなどのリスクも考えられるでしょう。
参照:朝ごはんを食べないと?
一人暮らしでもめんどくさがらずに最低限の食事は摂ろう!
一人暮らしの場合、一人でご飯を食べることがめんどくさく感じることはあります。ですが、最低限の食事を摂らないと体には良いことがありません。
手軽なものやすぐに食べられるものでも良いので、3食食べることを心がけましょう。
レンチンできる食品を用意しておく
市販の惣菜やレトルト食品の中にはレンジで温めるだけの商品がたくさんあります。いくつか買ってストックしておけば、いざ食事がめんどくさいと思ったときにも簡単に食べることができます。
鍋やシチューなど1度に幅広い栄養が摂れる食事をする
食事をする際には、なるべく1回の食事で多くの栄養を摂取できるメニューをおすすめします。鍋やシチュー、その他の具だくさんのスープ・汁物なら、面倒でも簡単に栄養を摂取できますね。
一人暮らしの食事は、レトルトや冷凍保存できるメニューを上手く活用して、めんどくさくても簡単に食べられるものを選んでみてください。
一人暮らしでも自分の食事や健康管理ができる方が、きちんと自立していると言えるのではないでしょうか。
今、一人暮らしで食事がめんどくさいと感じている方は、この機会にぜひ食事を見直してみてください。