カロリーメイトにはたんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素がバランスよく含まれるため、朝食をカロリーメイトで済ませている方も多いですよね。
(私も学生時代の朝や間食にお世話になりました^^)
ただ気になるのは、毎日の朝食をカロリーメイトだけで本当にいいのか?健康上危険じゃないのか?という点ところ。
ここでは、そんな朝食をカロリーメイトだけにするデメリット・メリットをまとめました。
結論から言うと、朝食はカロリーメイトだけでも問題はありません。が、注意点がいくつかあるのでぜひ参考にしてくださいね。
カロリーメイトを朝食にするデメリットある?
水分は必須
カロリーメイトのブロックタイプはサクサクの食感が魅力なのですが、同時にパサパサしているのでどうしても口の中の水分が奪われてしまいやすいです。
そのため、食べるときは飲み物と一緒に摂取するのが理想的です。
実際に食べた方の中にはデメリットというほどではないという方もいますが、忙しい朝の朝食にするなら、口の中がパサついたまま呑み込むのに苦労することでしょう。
味に飽きる
ブロックタイプには、プレーン、チーズ、フルーツ、チョコレート、メープル、バニラがあり、それぞれ4本入りと2本入りがあります。
5種類の味があれば違う味を日替わりで食べれば良いように感じますが、カロリーメイトは全体的に薄味にできているため、味に飽きてしまうケースもあります。
この薄味が良いという方もいる反面で、毎日続けるには飽きるという方も多いのが現状です。
空腹になる
カロリーメイトは、バランスの良い栄養のほかに、コンパクトで消化吸収が良いことが特徴です。
しかし、朝食に食べた場合は通常の食事よりも消化吸収が良いので、普段よりも早くお腹が空いてしまうことがあります。
カロリーメイトを食べてから2~3時間後には空腹になるケースも多く、ゼリータイプやリキッドタイプだともっと早く空腹になる傾向です。
カロリーメイトを朝食にするメリットが大きい!
圧倒的な時短
カロリーメイトを朝食にする場合、袋を開けて取り出し食べるだけで良いので、朝食を調理する手間を省くことができます。
食べたあとはごみを捨てるだけで良く、朝食時間そのものを圧倒的に時短することができます。
栄養バランスがいい
カロリーメイトは1本100kcal、4本入りと2本入りから選びますが、4本入りで1日に必要な栄養の半分を補えるとしています。
朝食に2本食べるとすると、カロリーは200kcal、1日に必要な栄養の4分の1を摂取できる計算になり、バランスよく5大栄養素を摂取できます。
長期保存、備蓄食になる
カロリーメイトはブロックタイプで1年、ゼリータイプで約半年と、賞味期限が長い食品です。
これだけ長く保存できるなら備蓄食にも良く、ローリングストックするにも手軽でおすすめできます。
バリエーションが豊富(ブロック・ゼリー・リキッドなど)
カロリーメイトは他の完全栄養食に比べてバリエーションが豊富で、ブロックタイプ・ゼリータイプ・リキッドタイプから選べます。
カロリーメイトを摂取するときの状態や、摂取する人の年齢に合わせることができるなど、さまざまなシーンで活用できます。
加えて、最大5種類の味から選べることもメリットだと言えるでしょう。
カロリーメイトは毎日食べると体に悪いの?
バランス栄養食として気になることは、毎日の摂取で健康状態を保てるのかどうかです。
カロリーメイトは国が認めたわけではないものの、食事代わりになるだけに体にとってどんな影響があるのか調べてみました。
カロリーメイトを開発・製造する大塚製薬では、カロリーメイトを毎日食べ続けても、健康な状態を保てるかどうかは医学的に未解明としており、良くも悪くもはっきりしたことは分かっていません(参考:栄養食品 頼り過ぎ注意より)。
ですが、大塚製薬は公式に、どうしても朝食が食べられないときにカロリーメイトを食べてほしいと発表しています。
また、食事は栄養補給ができれば何でも良いというわけではなく、食後の満腹感や味を楽しむことも重要なため、精神的な満足度にも大きな影響をもたらすものです。
食事としての満足度から見れば、毎日の朝食をカロリーメイトで済ませることはおすすめできず、季節の旬の食材を楽しむなど、カロリーメイト以外の異なる食材を食べることも必要です。
ですが、忙しいときの補助的な食事としてなら、何も食べないよりは栄養補給ができると言えるでしょう。
しかし「おにぎり」のみよりは良い
毎日の朝食をカロリーメイトのみで済ませることはおすすめできませんが、かといって朝食を抜くことや、おにぎりだけのように糖質中心など偏った朝食で良いというわけではありません。
こちらの資料によると、朝食を抜くか糖質中心の食事のときに比べて、栄養バランスが整ったカロリーメイトを摂取した方が集中力が高まることがわかっています。
おにぎりなどのように糖質に偏った食事の場合、他の栄養素が不足してどうしても集中できないか、集中しにくくなってしまいます。
対して、カロリーメイトは栄養バランスが良いので、作業への悪影響が少なく集中力が高くなる結果となっています。
どっち?と言われるカロリーメイトだが、取り方は工夫が必要
こうした結果を踏まえて、カロリーメイトは毎日の朝食に食べるのではなく、学校や仕事で忙しいときの補助的な食事、簡易的な食事としてうまく取り入れていくのがベターでしょう。
ただ、休日など時間のある朝は、しっかりと朝食を摂ることが望ましく、できれば栄養バランスを考えた食事を摂るようにしましょう。
心配な方は朝食に完全食という選択肢もあります。詳しくは下記記事を参考にしてくださいね。
朝食はカロリーメイトだけ!な人が気を付けたいこと
毎日の朝食はカロリーメイトだけ食べてる人は、本数の目安や朝食以外の食事、摂取カロリーなどに気を付けてください。
1日2本を目安に
朝食をカロリーメイトにする際は、2本(約200kcal)が目安です。3本以上食べる場合は、昼食や夕食、間食などでカロリーを摂りすぎないように注意しましょう。
カロリーメイトを何本食べるか迷っても、食べ過ぎないように気を付けてくださいね。
昼、夜はきちんと食事を摂る
朝食をカロリーメイトにするなら、昼食や夕食はしっかりと栄養バランスを考えた食事をすることがおすすめです。
カロリーメイトでもある程度の栄養を摂取できますが、カロリーメイトのみに頼るようではいけません。
野菜や果物、その他の食材で十分にバランスを取り、体に過不足ないよう食べるようにすると良いでしょう。
ダイエット目的ならプロテインバーがいいよ
カロリーメイトを朝食にする理由がダイエット目的の場合は、カロリーメイトよりもプロテインバーがおすすめです。
プロテインバーは、良質なたんぱく質を補えるほか、糖質を抑えた商品も豊富なので、ダイエットに適した栄養のみ摂取することができます。
若干、カロリーメイトよりもプロテインバーの方が高く付くものの、ダイエットを目的に栄養補助をするなら高タンパク低カロリーなプロテインバーがおすすめです。
まとめ
カロリーメイトは、35年以上も栄養補給ができるバランス栄養食として販売され続け、現在も手軽な栄養補給食品として幅広い世代の方に愛されています。
忙しい朝食におすすめのカロリーメイトですが、毎日の朝食にするよりも、忙しいときのお助けメニューのような感覚で扱う方が良く、カロリーメイトのみに頼り切る朝食はおすすめできません。
しかし、どうしても時間がないときの栄養チャージにはもってこいの食品で、おにぎりのみのように糖質に偏った食事よりもずっと調子の良い状態をキープしてくれます。
そのため、カロリーメイトはどうしても時間がないときのお助けメニューとして食べるのが良く、また、万が一の時の備蓄食としてストックしておくのも良いでしょう。